- みらくるデイサービス筥松

「割れ窓理論」を実践！地域清掃を行い、犯罪予防につなげます！

2022.01.16
みらくる日記

こんにちは。
福岡市東区筥松にある「みらくるデイサービス筥松」の木村です。
私たちは、「人と人をつなぎ、筥松地域の高齢者の孤立をなくす」というコンセプトを掲げてデイサービスを経営しています。
それにより、「高齢となり人生最期を迎えるときに孤立しない社会」を目指しています。

寒さも和らいだこの日、「地域清掃」を行いました。
ご利用者様には、「地域清掃をしましょう」という単なる声掛けではなく、清掃に参加して頂けるような”動機付け”を行いました。
そうすることで、「よしやろう！」という”やる気”を持って頂くことにつながります。

「子どもたち」と「犯罪の予防」のために

「清掃」と「子どもたち」「犯罪予防」と何のつながりがあるのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、みらくるの前の道路は、”通学路”になっています。

ご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、環境犯罪学という学問の中に、「割れ窓理論」というものがあります。
これは、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴となり、他の窓もまもなくすべて壊されてしまう傾向が高いという事実から、反対に「割れた窓をすぐに修理すれば、他の窓が割られる確率は低くなる」という説を唱えた理論です。（＊賛否両論あります）

路上のゴミをが放置されたままであれば、誰もゴミに関して注意を払っていないので、更にゴミが捨てられるようになる、というわけです。
その為、このような環境の中では、人々は「ちょっとぐらいルールを破っても誰も気にしないだろう」という気持ちになり、それが犯罪を誘発することにつながります。
「割れ窓理論」を逆手にとり、「ゴミが散乱しないように毎日清掃することで、犯罪率が下がる」ということになり、「清掃と防犯」の関係性が見えてきます。

「清掃をすることで、地域の防犯につながり、結果として、子どもたちのためになる」
このような、”動機付け”を行うことで、”やる気”を持って参加して頂けました。
「誰かのため」「人の役に立つ」という事がキーワードであると思います。

ちなみに、参加して頂いたご利用者様は、”動機付け”のことは忘れておられ、「良い運動になった～」とおっしゃられていました（笑）

みらくるデイサービス筥松へのご見学やご相談がありましたら、お問合せフォームよりお願い申し上げます。